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成人式当日の寒さと雨・雪への対策方法を考えよう

成人式の前撮り 最新NEWS TOPICS成人式の寒さと雨や雪の対策法

成人式当日は晴れるとは限りません

近年東京都内で行われた成人式のうち、2013年には雪が降ったこともあり、ニュースでは移動に苦労している振袖姿の女性の映像が流れていました。昨年も天気が少し崩れたように、必ず晴れるとは限らないのが難しいところ。加えて、多くの地域では1月に成人式が行われることから頭を悩ますのが冬の冷え込み。ということで、寒さへの対策や万が一天気が良くない時の対策法についてまとめてみました。

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振袖は寒いのか?

振袖を着たときに寒いと感じる場所

あまり着なれない振袖ですが、どんな着方をするのかというと、まずは和装ブラなどの肌着を身につけ、その上に肌襦袢を羽織ります。そして着物と帯を着るのが基本ですが、体型補正のためにお腹や胸部分にタオルを入れるケースも多いため、上半身は意外と温かい場合が多いです。

問題は足元を中心とした下半身ですが、厚着をしすぎると外に出ている間はちょうど良くても、式典は室内。式典中に暑さと着物の締め付けで気分が悪くなることもあるかもしれません。

和装の寒さ対策はとても難しいもの。外にいる時間が非常に長い場合や、寒冷地で成人式を迎える場合を除いて、「自分で調整できる」対策を行うのが大切です。

振袖で冷える場所とおすすめの防寒対策

温めるべきは「3つの首」

普段寒いときに温めるのは手首・首・足首の「3つの首」と言われますよね。これは着物を着ているときも同じ。振袖だから特別冷える場所なのではなく、この3か所は大きな血管と皮膚の距離が近いために外気の影響を受けやすく、冷えてしまうと冷たい血液が全身に回ることになるので、特に温めなければいけないと言われています。

手首(袖口)

まずは手首(袖口)の温め方です。

大切なのは冷気が入り込むのを防ぐこと。ヒートテックなど七分丈の肌着やアームカバー、ロング手袋などを活用しましょう。

袖口に手を引っ込めて隠すとことはしないように。「萌え袖」は普段着のニットなら可愛らしく見えるものですが、振袖の場合は、きちんと手を出して着ていたほうが美しく見えます。

首(襟元)

次に、首(襟元)の温め方です。

手っ取り早いのが、背中側の首の付け根に小さなカイロを貼ること。ひとつ貼っておくだけで、格段に寒さが和らいで感じます。

ストールを羽織るのも良い方法。振袖の時に羽織るストールって…?と思うかもしれませんが、洋装用でも問題ありませんから、1枚持って行くと安心ですね。

成人式でおなじみの白いふわふわストールは、見た目ほど暖かさがないので注意です。

足首

最後に足首の温め方です。

ハーフや七分丈のレギンスを履いたり、和装用のストッキングを履いたりして防寒を。歩いているときに防寒着が裾から見えないよう注意が必要です。

また、足首の他にも寒さを感じやすいのは「つま先」。着物の時は足袋を履かなければいけませんので、冬用の足袋や足袋を2枚重ねにしたり、足袋の上にカバーをつけるなどして寒さへの対策をしましょう。

末端冷え性の人は特に必要な対策になります。

雨や雪の場合はどうしたら良い?

天気が崩れる場合、用意すると良いもの

天気予報を見て、当日に雨や雪が降りそうな場合は対策をしておきましょう。用意しておきたいアイテムは次の通りです。

大き目の傘やタオル

いつも使っている傘よりもひと回り大きめの傘を用意しましょう。特に女性の場合は、首にふわふわの白いストールをつけますよね。そのストールが濡れてしまうと非常に寒く感じます。

ですから、着物全体をカバーできる大きな傘が必要。80〜120cmくらいの大きさが理想的。例えばゴルフ用の傘など大きくて良いですね。

そして、雨・雪の場合はタオルが必須。万が一水や泥が跳ねてしまった場合も、慌てずにこすらず叩くようにして水分を抑えてあげれば大丈夫。その場で水気をしっかりとっておき、成人式が終わった後に専門店でシミ抜きをしましょう。

替えの足袋や草履をカバーするグッズも

雨の時の手っ取り早い対策としては、「替えの足袋」を用意して、会場についたら履き替えること。

さらに対策したいのなら、草履のつま先にビニールのカバーがついている「雨草履(時雨履)」を利用することでつま先と草履の鼻緒が汚れません。草履の裏には滑り止めの加工がしてありますので、滑らず歩けます。

他にも、草履を丸ごと覆ってくれる「雨よけ草履カバー」もあります。雨草履よりも手ごろな価格なので、成人式のためだけに用意するなら、こちらの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

また、防水足袋を履くのも一つの手。これは防水加工されている上に暖かいので、寒い地域の人にもおすすめできるアイテム。足のつま先は非常に冷えやすいため、このようなアイテムでしっかり防寒をしてください。

移動はブーツで式典は草履など工夫を

雨がひどい、雪が積もっているという場合は、成人式への行き帰りの際にはブーツを履いて移動しても良いでしょう。無理して行き帰りまで草履にする必要はありません。特に振袖は着慣れていないものですから、万が一水たまりで転んでしまったりしないように、履き慣れたブーツだと安心ですよね。

草履を忘れずに持って行き、会場についたら履き替えるようにしましょう。

まとめ

晴れ着が美しく見えるように防寒対策にも工夫を

和装での防寒対策は、普段の防寒対策とはちょっと違った工夫が必要。例えば防寒のインナーが裾や袖から見えたり、足袋よりも上の素肌が見えることはタブーとされていますので、間違った防寒対策でせっかくの晴れ着を台無しにしないように注意しましょう。

成人式が行われる季節はどうしても寒い季節。特に「首」と名前のつく3か所が冷えないように、工夫して防寒対策を行ってくださいね。

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